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大学受験の時に 塾の先生から こんなアドバイスを受けたことがあった
「日本史はマニアのような奴がいるから
問題も難しいし、合格点も高い
特に思い入れもなく、得意でもないなら
日本史は受験科目に選ぶな」
勉強に対して何のポリシーもなかった当時の僕は
「そんなものか」と素直にその言葉を受け止めた
けれども
結果的にその助言には従わなかった...
あれこれ迷った末 日本史を選択することにしたのだ
別に反発したかったわけでも 自信があったわけでもない
単純に
世界史に出てくるカタカナの名前が覚えられなかったからだ
後にその判断には苦しめられることになったが
とにかく横文字の人名 地名 国名の暗記からは逃れることができた
受験はそうやって何とか乗り切ったが
8年後に神学校に入った時に 思った
「逃げ切れなかった」
と…
ユスティノス テルトゥリアヌス クリュソストモスなど
発音するのも難しい教会史上の人物の名前に ずいぶん悩まされた
アウグスティヌスやグレゴリオスのように 同姓同名の人物が出てきた時は
「それは反則だろ…」と一人で呟いていた
それより辛かったのは
中間時代(第二神殿期)の歴史
目まぐるしく入れ替わっていく覇権国と支配者たちの名前に 苦しめられた
それでも ただがむしゃらに頭に叩き込もうとしたが
悲しいぐらいに定着しなかった
けれども 今になってみると
一発で覚えようとすることがそもそもの間違いだった とわかる
記憶力が良いわけでもないのだがら
地道に 繰り返し 学ぶしかなかったのだ
特に 概論 入門書を読むことで 備えていれば良かったと反省している
教会史の通史ならば
J・ゴンサレス著『これだけは知っておきたいキリスト教史』
中間時代史ならクレマインド文・絵『マンガ 聖書時代の古代帝国』
古代教会の歴史ならば
小高毅著『父の肖像 古代教会の信仰の証し人』
宗教改革期ならば
K. G. アッポルド著『宗教改革小史』や
吉田隆著『五つのソラから』
といった本に触れていれば
かなり違っていただろう
これらの本の全てが バランスよく学ぶのに適しているかはわからないが
基礎知識を得 面白さを知るのには ちょうど良いように思う。
振り返れば 神学校に入る前に 僕が読んでいた歴史神学の本は
C.F. ヴィスロフ著『現代神学小史』一冊だけだった
ただ それだけでもいくらか役に立った
バルト、ブルンナー、ブルトマン、ボンヘッファー(Bばっかり!)のような大御所(?)のことも
少しだけ親しみを持って学ぶことができたように思う
今も同じような「現代神学」のガイドがあると良いのだが
日本語で出版されているのだろうか?
そういえば
「イラストでよむ 神学入門シリーズ」も
なかなかとっつきやすい
気になるものを手に取ってみるのも
入り口としては良いかもしれない
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問題も難しいし、合格点も高い
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「そんなものか」と素直にその言葉を受け止めた
けれども
結果的にその助言には従わなかった...
あれこれ迷った末 日本史を選択することにしたのだ
別に反発したかったわけでも 自信があったわけでもない
単純に
世界史に出てくるカタカナの名前が覚えられなかったからだ
後にその判断には苦しめられることになったが
とにかく横文字の人名 地名 国名の暗記からは逃れることができた
受験はそうやって何とか乗り切ったが
8年後に神学校に入った時に 思った
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と…
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発音するのも難しい教会史上の人物の名前に ずいぶん悩まされた
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目まぐるしく入れ替わっていく覇権国と支配者たちの名前に 苦しめられた
それでも ただがむしゃらに頭に叩き込もうとしたが
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けれども 今になってみると
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少しだけ親しみを持って学ぶことができたように思う
今も同じような「現代神学」のガイドがあると良いのだが
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