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朝のうちにあなたの種を蒔け

Ecclesiastes 11:6

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プロフィール

老松望

Author:老松望
KGK(キリスト者学生会) 関西地区(2011-2014年度) 東北地区(2015年度-) 主事

Category: 書籍  Tags: ---

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信徒伝道者は実業家!(「若おかみは小学生!」のような雰囲気を出したかったが無理だった...)
信徒伝道者 ハウゲの生涯
信徒伝道者ハウゲの生涯

「ハウゲの実務感覚と技術については前に述べた。農業には十分精通していた。製本技術も習得していた。新しいものの習得にいつも心を向けていたからである。一八〇〇年の夏にはコペンハーゲンで製紙工場の操業法を習った。ハウゲはいつも、農民や漁師、他の貧しい人々を助けて、この世の物の良き管理者とするために、自分には何ができるかを考えていた。それによって彼らの生活水準を向上させ、豊かな上層階級の人たちに対してもっと自由になり自立できるからだった。それでこれが回心者たちへの実際的な援助になったのである。
 ハウゲはいつも神のみことばの説教と人々に対する実際的援助の両方を一緒に行なってきた。回心者を励まして、賜物を用いて生活状態を改善するよう勧めた。怠惰を強く警告したが、同時に貪欲にも気をつけるようにと勧めた。クリスチャンは委ねられたものに忠実でなければならないのである。かつてハウゲは、「産業や工場などで良い働きをすれば、社会にも良い証し人として輝くことができます」といった。
 ハウゲは旅をしながら新しい可能性、つまり友人たちを助けて、彼らの生活改善が実現するようなことを始める可能性を、敏感に感じ取っていた。新事業によって製紙工場、製粉工場、鉱業、印刷会社、農業、商業を始めることができた。これらはみな、クリスチャンたちを援助し、各地のリバイバルを推し進めるために始めたことであった。ハウゲにいろいろな事業を始めるよう勧められた人たちは、それぞれの地方の霊的指導者になった。」



あくまで伝記なので
好意的な評価に基づいて
「成功」した事柄が 取り上げられているのだろうが
それを 差し引いても
ハウゲの実践は 興味深いものだ

テントメーカーとして
奉仕者自身の生活の糧を確保するだけでなく
信徒の生活支援を目指し
持続的な制度まで 設計するというのは...
並大抵のことではない

この本の全体からは
ハウゲは かなり押しが強かったような印象を受けるので
摩擦 や 反発を招くこともあったかもしれないが
そのヴィジョンには考えさせられる
(おそらく この本の主旨は そこにはないのだろうが笑)



戦前の廃娼運動の中には
作業場のようなものを設けて
自立支援をした団体もあったと聞くが
福音派の中では
まだまだ 実例が乏しいのではないかと思う...



ゼロサムゲームの様相を呈しているこの社会の中で
教派・教団そして地域を超えた共生の仕組みを
練り上げられる人材が必要とされている
(僕には 無理だと言ったら...叱られるか...? でも... 無理だ 笑)

目次
一 注目すべき人物
ハンス・ニルセン・ハウゲの背景
三 ハウゲの家庭、少年時代、生い立ち
四 ハウゲの人生の転機
五 新しい時の始まり
六 全国民に仕える召し
七 リバイバルの拡大と迫害の始まり
八 逆風下の前進
九 対立と脱出
十 リバイバル説教者、工業の振興者、そして事業家
十一 十年の牢獄生活
十二 晩年の伝道活動
十三 ハウゲの遺言と後世に与えた影響



【関連書籍】
O・ハレスビー著 『祈りの世界
ランス・ワベルズ 編『ジョージ・ミューラー 信仰

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Category: 新書・文庫  Tags: ---

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やめられない部活 資本主義...
資本主義という謎

資本主義という謎

資本主義という謎目次01

資本主義という謎目次02

資本主義という謎目次03



X「どんな内容?」
僕「「資本主義の謎」に迫るものだよ」
X「つまり?」
僕「資本主義という不可解で厄介な現象が
  どのように発展し
  どうやって世界を席巻し
  今、どんなフェーズに至ってるのかを
  解説してくれているんだ」
X「もう少し詳しく」
僕「後は...目次を見てくれ」
X「目次を眺めているだけでは わからない」
僕「じゃあ...自分で 読んでくれ」
(小芝居おしまい...)



...
というわけで
解説を求められても 答えられない
(誰も求めないか?)

読んでいる間は
「はー なるほどー」となるのだが
閉じた瞬間
「あれ? なんだっけ?」となってしまう



蒐集
利子率革命
長い十六世紀」「長い二十一世紀」
陸の国」「海の国」など
印象に残るキーワードもあるが
果たして半年後も 説明できるかどうか...



ともかく
 増長し続けてきた資本主義が
 とうとう臨界点にまで来てるのではないか?
という危機感を覚える本だ



neo capitalism, post capitalismの時代が到来するのかは わからないが
キリスト教会の経済システムは
資本主義を前提にして組まれているので
うかうかしていると
一気に困窮してしまう可能性も...
ないわけではない...






あ...
そういえば
「今年中に読む!」と意気込んでた『プロ倫

まだ読めてないな...

【関連書籍】
大澤真幸著『〈未来〉との連帯は可能である。  しかし、どのような意味で?
大澤真幸著『不可能性の時代

橋爪大三郎, 大澤真幸, 若林幹夫, 吉見俊哉, 野田 潤, 佐藤郁哉著『社会学講義
古市憲寿著『古市くん、社会学を学び直しなさい!!
橋爪大三郎×大澤 真幸 『ふしぎなキリスト教
大澤真幸, 北田暁大, 多木浩二, 宮沢章夫, 阿形清和, 鵜飼哲, 西谷修 共著『中学生からの大学講義 5 生き抜く力を身につける

見田宗介著『現代社会の理論
見田宗介著『社会学入門

NHKスペシャル取材班 著 『マネー資本主義
ロバート・B・ライシュ著『余震
森 健著『グーグル・アマゾン化する社会

アリスター・E・マクグラス著『ジャン・カルヴァンの生涯 上
アリスター・E・マクグラス著『ジャン・カルヴァンの生涯 下
C.エルウッド著『はじめてのカルヴァン

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ルカの福音書17:20-23

パリサイ人たちが、神の国はいつ来るのかと尋ねたとき、イエスは彼らに答えられた。
「神の国は、目に見える形で来るものではありません。『見よ、ここだ』とか、『あそこだ』とか言えるようなものではありません。見なさい。神の国はあなたがたのただ中にあるのです。」


17:20-21

イエスは弟子たちに言われた。
「あなたがたが、人の子の日を一日でも見たいと願っても、見られない日が来ます。人々は『見よ、あそこだ』とか、『見よ、ここだ』とか言いますが、行ってはいけません。追いかけてもいけません。」


17:22-23

人の子が立っているという事実
それこそが、神の国の到来ということか?

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列王記第二6:5-7

一人が梁にする木を切り倒しているとき、斧の頭が(直訳「鉄が」)水の中に落ちてしまった。彼は叫んだ。
「ああ、主よ、あれは借り物です。」
神の人は言った。
「どこに落ちたのか。」
彼がその場所を示すと、エリシャは一本の枝を切ってそこに投げ込み、斧の頭を(直訳「鉄を」)浮かばせた。彼が「それを拾い上げなさい」と言ったので、その人は手を伸ばして、それを取り上げた。



「斧の頭」
面白い説明訳

ちなみに
申命記19:5に出てくる「斧の頭」も
直訳は「鉄」



七十人訳聖書では
列王記第二の「斧の頭」も
申命記の「斧の頭」も
伝道者の書10:10の「斧」も
同じ言葉が使われている

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驚くべき結果...
驚くべき希望
驚くべき希望

もくじ
第1章 正装したのに行く場所がない?
第2章 パラダイスとは何なのか
第3章 歴史的背景の中で見る初期キリスト者の希望
第4章 イースターの奇妙なストーリー
第5章 宇宙の将来・進歩、それとも絶望?
第6章 世界全体が待っているもの
第7章 イエスと天と新創造
第8章 イエスが現れるとき
第9章 来るべき審判者なるイエス
第10章 体の贖い
第11章 煉獄、パラダイス、地獄
第12章 救い再考――天と地と神の王国
第13章 王国のために建設する
第14章 教会を宣教のために整える(1)――聖書的ルーツ
第15章 教会を宣教のために整える(2)――将来を生きる



悔しさ 歯がゆさを感じながら
読了した



ライトの中心的な問題提起は
広く共有されるべきなのに
「これでは 届かないのではないか?」と感じた



自己中心に聖書を読むのではなく
神がこの世界をどのように見ておられるのかという観点から
御言葉を読み解かなければいけないこと

神の被造世界を軽視せず
天地に対する神の計画のうちに
教理と実践を位置づけるべきこと

この本の主題で言うなら...
肉体の復活の意義を
正当に評価すること

そのどれもが 本質的で 無視出来ない提言だ



しかし
ライトの訴えを聞くべき人たちは
ライトの語りに 耳を傾けようとするだろうか?



ライトのことばには
知性が満ち溢れている

興味深い類比
粋な構成
積み上げていく議論
痛快なユーモア

読んでいて 憧れを抱かずにはいられない



けれども
一方で
根本主義出身の庶民の僕は
彼との間に 距離を感じた

ライトが修正を試みようとしている対象の
現状認識が 甘いのではないか
とさえ 思った



彼の上品さは
高尚に思えたり
冗長に感じたりして
かえって忌避されかねない

彼の皮肉は
強烈過ぎて
思い当たる人は
決して 笑い飛ばせない

そして
彼は
あえて untachableな領域に
踏み込んでいくので
憎悪さえ 抱かせるだろう...



これでは
御心が 地でなる どころか
キリストのからだに
さらなる 分断をもたらしてしまうのではないだろうか?



結局
この本を読んで健全に驚ける人は
もともと
ある程度 見識があるクリスチャンだけかもしれない

もう一段階 「翻訳」が 必要だ

【関連書籍】
N・T・ライト著『クリスチャンであるとは
N・T・ライト著『シンプリー・ジーザス
N・T・ライト著『使徒パウロは何を語ったのか

森本あんり著『反知性主義